俺は西側の探索か。

キヨ「こっち家あんまねぇなぁ」

次で2件目。

キヨ「おっ、ガソリン発見」

赤いタンクにたっぷり入っている。

キヨ「意外と重いな」

とりあえず誰かと連絡取ろうか。

ガッチさんとこにははづきがいるし、レトさんあたりにしようか。



ーーーーーーピピッ


キヨ「レトさん?」

>レト「キヨくん?どうした?」

キヨ「ガソリン見つけた」

>レト「あ、俺も見つけちゃった」

キヨ「まじんこ?」

>レト「どっちに入れようか」

キヨ「俺ボート近いからボートに入れよっか?」

>レト「じゃあ俺は車に入れるわ」

キヨ「ん、じゃ気をつけて」

>レト「おう」


ーーーーーーピピッ



キヨ「ガソリン重いな」

しばらく歩き、ボートまで来れた。

キヨ「そういや俺、細かい作業とか苦手だな」

ガソリンタンクを持ち上げ、ガソリンを流し入れる。

キヨ「あ、やべ零した」

何度か零しながらもなんとか満タンまで入れることが出来た。

キヨ「よしっと」




ーーーーーーーピピッ


>レト「キヨくん?もう出来た?」

キヨ「今終わったとこ」

>レト「おっそ(笑)」

キヨ「うるせえよ」

>レト「これからどうする?」

キヨ「ガッチさんとかから連絡あるまで探索してよっかな」

>レト「そうするか」



ーーーーーザザッ



キヨ「んじゃ……えっ?」

>レト「ん?どした?」

キヨ「ノイズが…」

>レト「それまずいんじゃ…」

キヨ「やっべ、いた」

少し前方にジェイソンの姿が見えた。

>レト「ちょ、キヨくんボートのとこだよね?」

キヨ「うん」

>レト「俺行くよ」

キヨ「まじ?ボートから北に向かって逃げるわ」

>レト「了解」


ーーーーーーーピピッ



キヨ「やべ、こっち見てる」

北に走って近くの家へ逃げた。



ーーーーーーザザッ



ーーーーガチャーンッ



窓の割れる音が真後ろから聞こえる。

キヨ「うわ、ここドアの鍵閉まってねぇ」

すぐに反対側の窓から飛び出る。

隣の家まで走って窓を割りながら飛び入る。

キヨ「痛っ」

腕には切り傷が沢山出来ていた。

窓から少し先にジェイソンが見えた。

キヨ「武器ねぇかな」

そこらを探すとレンチを見つけた。

キヨ「無いよりマシか」

レト「キヨくん!」

割れてない窓からレトさんが入ってきた。

キヨ「レトさん!ありがとう」

レト「結構近付いて来てるよ」

キヨ「うん。レトさんフレアガン?」

レト「そう、足止めできるよ」

キヨ「じゃあ当てて逃げようか」

レト「後のこと考えると、家壊される前がいいよね」

キヨ「そうだね、じゃあ出ようか」

窓から外に出た。

ジェイソンはあと数メートルのところまで来ていた。


レト「おらぁ!どーん!」

レトさんのフレアガンがジェイソンの頭に当たる。

キヨ「よし逃げよう」

走って森の方まで逃げた。