3人と別れた俺たちは船の方へ進んで歩いていた。

キヨ「ねぇうっしー、はづき無事かな?」

牛沢「はづき、か弱そうだったしなぁ」

キヨ「ジェイソン見て倒れてたりして(笑)」

牛沢「まぁ、ガッチさん一緒だし大丈夫っしょ」

キヨ「あのガッチさんだしね」

牛沢「そうそう」

キヨ「あれ、うっしー。あのパチパチしてんのなに?」

牛沢「ん?なに、どれ?」

キヨ「あそこの家の横のやつ」

牛沢「ん?あー、あれね」

キヨ「うっしー、ちょっと見に行ってみようぜ」

牛沢「おう、いいぜ」

俺たちはキヨのいう家へ向かった。

牛沢「電気?」

キヨ「そうっぽくね?」

牛沢「家ん中調べてみるか」

すぐ横の窓を開けて入る。

牛沢「なんかあるー?」

キヨ「わかんね」

牛沢「ついでにいろいろ物色してみっか」

しばらく家の中を見て回り、救急スプレー2個と爆竹を見つけた。

キヨ「うっしー!!電話みたいのある!」

キヨが向こうの方で呼んでるのが聞こえる。

牛沢「どれ?あ、これか」

キヨ「電話かかりそうじゃない?警察に!」

牛沢「かけてみるか。110と」


牛沢・キヨ「……」

キヨ「かかんねぇじゃん」

牛沢「あれかな?外の」

キヨ「あれ直さないとかけれない系?」

牛沢「たぶん。ヒューズとかそういうやつ」

キヨ「なるほどね。おぼえとく」

牛沢「じゃ、船の方行くか」



またしばらく歩くと船が見えた。

キヨ「車より絶対こっちの方が遠いよ」

牛沢「まぁ、女の子がいる方にまかせられないでしょ」

キヨ「まぁね」

牛沢「この船、ガソリン入ってねぇな」

キヨ「プロペラ?もないし」

牛沢「スクリューな」

キヨ「そう!スクリュー!」

牛沢「そろそろ向こうも着いたかな」

キヨ「連絡待つか」