私の親友
すっごくすっごく



可愛い。




私の親友の名前は

花崎 めい。

そして、私の名前は福原 美咲。

私とめいと颯太、玲於は小さい頃の幼馴染。
でも、ずっと関係は同じじゃない。

それに、環境も性格も変わる。
出来れば私はめいみたいに可愛く
女の子らしくなりたかった。


だって私はずっと2番手だから。


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私は、黒髪ロングで可愛いというより、
美人系。ってよく言われる。
服もセクシー系が多いし、
背も170という高身長。正直すごく嫌。

でも、今の環境に不自由はない。

学校の中では結構いい男は寄ってくるし、
街を歩けばスカウトだってある。
綺麗になるために、毎日ストレッチも
美容にも気をつけて生活してって……
充実してると……思う。


でも、あの時のこと。
あの人を見返せるように。

って私はあの時、あの人のことを絶対に
忘れることはないと思う。

それは……

高1の春。
私はめい、颯太、玲於の幼馴染のグループで
つるんで、目立っていた。と思う。

私にもその時気になる人がいて、
その人も私が好きで。

付き合った。

でも、冬。
ちょうどあの日で9ヶ月だったクリスマス。


空…彼と私は別れた。


クリスマスの日にキラキラして綺麗な
イルミネーションの前で言われた一言で

私達の関係は壊れた。


別れた原因は私が思うように甘えられなくて
彼が、愛想尽きたんだと思う。

それに私には美人モデルの姉がいる。
姉は美人な上に性格は甘え上手で可愛らしい

彼はよく姉と話していたし、
姉に比べて素っ気ない私は
姉より劣って見えたのかもしれない。


だからあの時
「別れよ?」っていう一言に
私は「うん」しか言えなかった。

あの日の悔しさと、
姉への優劣感と、自分の全てが嫌で
すごく辛かった。


あの日、イルミネーションから帰ってきた
私はめいに泣き崩れて、
1日中めいの家で泣いていたと思う。
めいはずっと私の話を聞いてくれて、
私はめいがいないとダメだと思った。

めいは私の大事な大事な親友だ。

だから余計にめいの困ったことがあったら
それは他の誰よりも助けてあげたいと思うし

誰よりも力になりたいと思う。