俺はめいと
学校に行く時も、こうやって帰る時も
ずっとドキドキしてる。


今日だってめいんとこのおばさんおじさんが
いないから、めいの手料理食べにわざと行くんだ。

でも、めいに気づかれたらきっと
家に2人だし嫌がられるかもしれない。
いや、あいつならそこは気にしないかな。

それはそれでショックつーか……

「……なんで彼女いないの?」

え?

めいの声が小さすぎてあんま聞こえなかったけど、最後の所だけはっきり聞こえた

そ、そんなのめいがすきだから……!!

でも今言っても付き合えるわけなく……
俺、絶対意識されてないもんなぁ……
自分で言って笑いそうになるとか悲しい…

さりげなくさりげなく……って
今の気持ちに一番近いことを言った。

それに、めいの気持ちも知りたくて
めいにも質問して……っと!

そしたらめいは少し考えて私も!なんて言おうとするからさあ〜……

……って!!!おい!!


………………ギュッ………………


よろけためいの手首を掴んで俺の方に
引き寄せる。そしたら、ぼふって
めいがおれの腕の中に飛び込んできて……


もう今、抱きつき状態。


こんな近くでめいと触れて
まじでやべぇ。めいはいつもあまくて
わたあめに見たいな甘い匂いがする。
それが超、俺の嗅覚をくすぐる。


それもつかの間で、ぱっ!と離れて大丈夫?って俺の怪我の確認をするめい。
いや怪我しそうなの、お前だからって……

これだから俺はめいから目が離せなくて。
ほんと困る。