「りりって本当に面白いね!!」
「えっ、そう?マジで?」
「本当なんでうちらのところに早く呼ばなか
ったのかなー」
「俺も驚いた!こんな活発だったなんて。」
会話の中央にいる女子は、女王のように口元
を歪ませた。
「その話はもーやめて!ていうか話戻るけど
佐藤さんってホントウザいわ。」
佐藤は、黒板を見て、呆然と立ち尽くす。
「りりやばーいww見てあいつのあの顔!」
「フッ、あまり笑っちゃだめだよー。うちら
がやったのバレるーー!」
「てかりりのことターゲットにしてごめんね
!今は友達ー!」
黒板には、佐藤が木原に書いた、好きですと
いう手紙が貼られていた。その横にはキモい
!!と大きい文字で書かれていた。