「キャハハハハハッッッ!まじでぇ!?」「

やだぁ、キモ!!」「キモとか言うなよ!」




あの見た目も華やかなグループは、スクール

カーストのトップの人達。


この人達はこのグループに入れさえすれば良

いんだろうな。


「えっ、そーなのお!?」「ギャハハ!」「

ていうか間違ってんじゃん!」

このコ達は、全員女子で、可愛いコは1人2人

くらいしかいない。


あんなにくだらないことを喋って笑ってるな

んてどこのグループよりも楽しそう。



あのグループは、このクラスの中でトップに

次ぐ美人、活発な人揃い。


あのグループは冴えない男子達。




ーー私は、


シャーペンを握りしめた瞬間、


ドンッ。


「あっ...」

さっきまで教室の中で馬鹿騒ぎをしている、

気持ち悪い程仲良し二人組の男子がぶつかっ

てきた。

「お前木原さんにちゃんと謝れよお!ギャハ

ッ!」

そいつは、私をみてひぇぇーっと言い、卑劣

な笑い方をした。

「ハァ!?バカッ、ふざけんじゃねぇよテメ

エ!!」

こいつに関わって自分がターゲットにされる

なんて冗談じゃねぇ、というようにわたしの

顔とそいつの顔を交互に見る。

「ホラホラ早く謝んないとイケナイデショー

!!」

またもみくちゃが始まったらしい。鬱陶しい

こと限りない。






私は、いわゆるぼっち。