やって来た。
熊野古道であるその道を。
ごろにゃあはお伴もつけず一人で。
彼は私を目の前にするとこう伝えた。
『礼儀の知らないヤツだな。督促状の書き方なら三好さんにならえ』
と。
『(///ω///)』
私の身体中の血液達が、今動かずして何時動くのだと言わんばかりに、速度をあげ顔や頭をぐるぐるしだした。
羞恥心が思考を不可能にする。
何故なら、ごろにゃあはカリスマなイケメンで、ジゴロ系態度を駆使する人だからだ。
何も言えず母さん怖いしか反応できない私に、ごろにゃあは言った。
『それで僕とセックスするのは誰?』