朝が来た。
いつもと変わらない


制服を着て身なりを整える。

学校に行かなければ。

私は高校。
帝花高校とゆう不良が多い学校に通ってます

、、、
さあ、行くかな。
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ーー
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学校自体は綺麗な方なんだよね。
バカでも金出せば入れるから、お金はあるみたい。
玄関に近づくにつれ少しガヤガヤしてくる。


まあ、いつものことだ。





下駄箱には大きく『ビッチ枠』の文字
鍵付きだから中にいたずらはされない。

「棗ちゃんだ。」
「ビッチの登校だ」


相良棗。(さがらなつめ)

これが私の名前
銀髪ショート。目は白に近い灰色
現在、みんなから評判はあまり良くない

まあ、知ったこっちゃないけどな。




「棗〜おはよ〜!」

大声で唯一私に駆け寄ってくる可愛い子。
私の親友。

呉羽美嘉子(くれはみかこ)
ヘアアレンジが得意らしく
毎日髪型が違うのである意味特徴がない
私はみっこと呼んでいる。


「美嘉子ちゃんもかわいそう。」

どこからか聞こえてくるそんな声。


とはいえ、こんなに私のことを嫌っていても
みんな表面上は仲良くしてくる。
だから私も表面上は仲良くしている。




「私、いちごオレ買ってくるね」
そう言って自販機の方へ走っていくみっこ。







ぎゃああああああああ





悲鳴なのか完成なのかわからない声で
急にうるさくなる学校。


こんな日にももう慣れた。
変わらない。





龍蓮花か月光のどちらかが
登校してきたんだろうな。


どうせ龍蓮花だろ。


どちらもここらでは有名なチームだ。
チームは暴走族のことな。


この学校は不良が多いこともあり
たくさんの族がいるんだよね。
中でもその2チームは全国1位と2位


遠目に玄関を見てみた。
うん。龍蓮花が来たみたい。
どうでもいいし、何より関わりたくない。

私のお城、「図書室」へ行こう。


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