明日なんて来なきゃいいのに。 何度口に出したかわからない願いも虚しく、 当たり前だけど『明日』は来てしまう。 「…今日バイト休みたい」 ぼそっと呟いた私の言葉に、すかさずお母さんが反応する。 「何言ってんの!最近バイト楽しい〜って、こないだ言ってたばっかりじゃないの」 「楽しいけど、うーん…」 「なになに、 今日は中谷さんがいないとか? だからあんた行きたくないんでしょ〜!」 その言葉に思わず吹き出しそうになる。