ケータイ小説 野いちご

【短】寝顔にナイフ

寝顔にナイフ



学校、バイト、就活、卒論。
悩みの種はたくさんある。卒論は来年とはいえ、ゼミで卒論に向けての発表を始まってるし、まだテーマも絞れていない私は不安しかない。

就活だって、私の周りの何人かはこの夏休みにインターンに参加するみたいだし、資格を次々と取っている。3年の夏は大学生活で遊べる最後の時間だと思っていたけど、それは嘘だ。

……時間が欲しい。来週はテストだし、課題レポートだって溜まっている。一人暮らしで生活費も少しでも稼ぐために、バイトも休めないし。


「はあ、」


パソコンを目の前に私は頭を抱えた。
節約のため最低限の電気で照らさせるこの部屋はちょっと薄暗い。課題中のため、テレビだってついていない。

室内に響くのは、カタカタと無機質なキーボード打つ音とエアコンの空調の音くらいだ。時計はデジタルのため、音は鳴らない。ちなみに深夜2時半を回った。寝たい。




< 1/ 8 >