部屋に戻ると、寝転んでいる翼くん。
どうしよ。この先、私はどうやって生きていこうか。
人に頼ってれば、いつまでも強くなれない。
どんなに、つばさくんが優しくしてくれても、会って約、1日しかたっていない。
人を簡単に私は信じていいのかな。
もぅ、わからないよ。
「どぉしたんだ?」
「何でもないよ……?」
「嘘つけ、溜め込むんじゃねーよ」
うっ……涙が出そう。
ただでさえ迷惑かけてるのに、泣いたら……。
「ごめんっ、ちょっと外の空気吸わせて?」
「わかった」
外へ出ると、暗く空にはいくつかの星が見えた。きっと、田舎だったらすごいだろうな。さ
都会でも、こんなに見えるのなら。田舎なら、空が星で埋め尽くされてそう。