「あなたなんかいなきゃよかったのよ‼」






そう私の前で叫ぶ母。





16歳高校2年生の冬私は母に捨てられた。






「ごめんね。ごめんね。私がいなきゃよかっ
たんだよね。」






泣き崩れてしまった。




私はこれから先どうしていけばいいのだろうか。




父もいない。




ただ私が持っているのは母に渡された通帳。






「さっさと私の前から消えて!」