1組の生徒は容赦なく銃を乱射した。


ただ、それは全て人を狙って。
5組の生徒を狙って。





嘘だろ、アイツら本気で!?
「春香!お前は下がってろ!」
「秋斗!でも、どこにもいけないよ!?
どうしよう!?」


春香は焦っていた。なら、俺が守るしかない。


バンッ!バンッ!バンッ!

最初の攻撃で疲れたのか、壁に当たるようにもなっていた。

だが、俺らは圧倒的不利。
もう10人しかいない。


廊下は、人の肉片や血の匂いで不快だった。

こんな時、アイツらならどうしてた。