なんやかんやのゴールデンウィークが明けた。

バーベキューしたり修行したり雨宿りしたりの連休を終え、また天神学園に生徒達の賑やかな声が戻ってくる。

「うーん…」

始業前。

リュークは保健室を借りて、ディアの診察を受けていた。

美緒やレオも一緒だ。

無論、先日の超ヒノモト人化(仮)の症状について。

「間違いないね。リュークに、ウィスプの憑依を感じる」

ディアはリュークの顔を見ながら言う。

「じゃあ、レオやディアが言う精霊憑依っていうのなの?」

美緒が2人の顔を見た。