「おお」

腹出し爆睡部の朝練を終え、教室へと戻る途中のリュークと龍鬼。

校庭のあちこちで、生暖かいオーラを感じ取る。

初々しい男女ペアが、プレゼントを受け取ったり渡したり。

「何か贈り物の日か?龍鬼」

「知らん」

朴念仁2人にとっては、3月14日など通常運行でしかない。

まぁヒノモト出身者に武道馬鹿だから、仕方ないっちゃあ仕方ない。

コイツらに色恋沙汰を求める事自体が、そもそも無理な話とい『サクッ』