ドタバタ……!
?「おーい、隆二だ、開けろ」
ガッチャガチャ
?「おい!いるんだろ!早く開けろや!!」
ドンドンドン……ガチャ
?「てめぇ、なに居留守使おうとしてんだ……!」
あぁ、いつもの人か。
こんにちは皆さん、私は桜庭美咲(サクラバミサキ)です。
さっきからうるさい人達は、借金取りです。
私の家は元から貧乏で貧しい暮らしをしていました。でも、借金をするほどじゃなかった…
いつからだろう、父はギャンブルに母はクラブにはまったのは…だから借金したんだって。
最初は母と父、二人の両親の名義で合計5億借りてたらしい…
最後は私名義で2億借りたんだって…借金取りも馬鹿だよね。
簡単に子供りとり捨てて逃げないと思って貸したとたん私ひとりのこして逃げたんだ。
私もそのことをたった今帰ってきてから分かったんだけどね
美咲「ごめんなさい、隆二さん。」
隆二「おぅ、嬢ちゃんか、美里と咲輝いるかい?」
美咲「取り敢えず入って」
隆二「おぅ、ありがとな。嬢ちゃん、実はな今日うちの次期社長が来てんだけど、入ってもらっても大丈夫か?」
美咲「うん、大丈夫だよ」
隆二「魁斗さん、どうぞ!」
美咲「汚いですが…」
魁斗「お邪魔するよ、えーっと」
美咲「あぁ、桜庭美咲です。」
魁斗「美咲ちゃんね。これからもよろしくね(ニコッ」
このひと...
美咲「別に子供だからって猫被らなくても、怖がったりしないですよ?」
隆二「おい!嬢ちゃんなんてこと言うんだよ!」
魁斗「隆二、いいよ、いいよ。にしても、お前よく分かったな。」
美咲「笑顔が胡散臭い」
隆二「はぁ」
魁斗「あはははっ!お前ガキにしては、みるめあるじゃねぇか。おい隆二、いつもこいつこんなんなのか?」
隆二「いや、いつもはこんなんじゃないんですけどね…」
魁斗「なんだ?いきなり怖いもん無くなったみたいな反応してんのか?」
美咲「そうだね、怖いものは無くなったね。どうせ、死んじゃうだろうし。」
魁斗「どういうことだ?」
美咲「隣の部屋の私の勉強机の上にある紙」
魁斗「あ?」
隆二「魁斗さん!!やばいです!あいつら失踪しました!」
魁斗「はぁ!?だからか、お前どうせ死ぬって」
美咲「うん、そうだよ。それと、もうみつからないと思うよ、今日の朝からいなかったんだろうし…」
魁斗「お前はどうすんだ?」
美咲「さぁ、それは隆二さん達が決めるんじゃないの?」
魁斗「あぁ、ふつうはな。だから選択肢は2つだ。お前が考えてるように、内臓で払うか、お前が自分で稼ぐかだ」
美咲「私はまだ、死にたくはない」
魁斗「ならお前が選ぶ方は一つだ、自分で稼げ」
美咲「分かった」


〜2年後〜


魁斗「最後の2000万ほらよこれできっちり7億返済終了だ。よく頑張ったな!」
美咲「はい、これ...」
魁斗「なんで、金なんか。もう返済は終わったって言ってんだろ」
美咲「優しいね魁斗は、知ってるんだよ?魁斗が借金の利子軽くしてくれてたの」