今日は予定がないので学校の後は倉庫へ向かいます。

といっても、学校はもう終わりなのですが。
授業自体はありますよ。

ただ、選択教科ですし、特にほとんど自習ですから居る必要がないんです。

ちなみに、今日は珍しく幹部メンバーも倉庫に今から向かうようで……

私たちと一緒に行く羽目になりました。




「まさか翼が、司沙さんの弟とはねー」




梓さんが言う
彩沙さんも頷いてるし、汐も納得したような感じです。

梓さんはともかく、汐は名字で気がつかなかったのでしょうか?




「きゃーーっ!」


「な…なに!?」





姫さんがどこからか聞こえてきた悲鳴の出処を探す。

ふと何気なく横に流れている川を見ると……






「子供が二人落ちたわっ!」
「誰が助けにっ!!」
「無理だ!この川は流れが速いんだぞ!?」
「そんなこと言ったって、見過せと!?」