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学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます

第8章 夏休み・前半



「えー1学期も残り1週間となりましたが…」


朝のSHRで泉先生の声が教室に響く。


残り…1週間…。


クラスが一気にざわざわし始める。


もう、夏休みに入るのか…。


「はーい!だからって浮かれないように、最後まで気を引き締めてください。この時期は特に、気の緩みで生徒の事件や事故が多いですから」


きっと泉先生のそんな声は一部の生徒にしか聞こえていないだろう。


去年の夏休みの思い出といえば…悠ちゃんの作る試作品のケーキを食べ過ぎてお腹を壊しちゃったって事くらいだ。


あの時は、悠ちゃんがおかしいくらい謝ってたっけ。


勝手に食べ過ぎた私が悪かったのに。



「…ね!静音っ!」


っ?!


「あっ、ごめん!」


名前を呼ばれてハッとすると、目の前に鈴香ちゃんが立っていた。


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