あれから私たちは、変わりない日々を過ごしていた。





相変わらず、私がいなくても捜索願を出すこともない母たち。





きっと、実家も落ち着いた日々なのだろう。
もともと、私がいないほうが良かったんだから。






心を通わせても、瞬との日々にとくに変化は無くて、フレンチキスしかする事はなかった。





それも、私がせがまないとしてくれない。






やっぱり、一線を越えたら問題になるから?





そんなもどかしさを感じながらも、私は高校生活を送りながら、念願のコンビニでのバイトを気ままにやりながら過ごしていた。






安く感じてしまう時給だけど、覚えることも沢山あって、やりがいのある仕事だ。





もっと、高校も卒業して、ちゃんと働いたら瞬は女として私を愛してくれるのかな?





でも、これ以上は罪を増やさないことが、今は賢明なのかもしれない。





欲に負けたら、ダメな大人になるもんね。