学園に戻り、
私達はお祖母様に報告をした。

「しょうがない。
精霊の加護を止めようかね」

今までは私達のお願いで精霊に
元父の国加護してもらっていた。

それは、父を守る為ではなく
民を苦しめないため。

でも今日でそれをやめる。

そうすれば関係のない
私たちの帰りを待っている
民を苦しめてしまう……