ケータイ小説 野いちご

エンドレスおままごと。

よっつ








『いち、じゅう、ひゃく、せん……って、17万? すごいね!』


『そこからいろいろ引かれるから、手取りは少なくなるけど』


『ううん。初給料、おめでとうございます』


『まだまだ。よねこの親からの仕送りなくせるくらい頑張りたい』



初めての給料をもらった時、なおくんはそう言ってくれた。


それから半年たたないうちに、本当にわたしの仕送りを学費だけにさせた。



『これで、本当によねこの旦那になれる気がする』



彼はわたしを抱きしめて、嬉しそうにそう伝えてくれた。



わたしは、なおくんに養ってもらっている。


その分、掃除や料理などの家事、そして笑顔でわたしがなおくんを支えていく。



節約しなきゃいけないのは分かっている。


でも、本当はもっとデートしたり、旅行にも行きたい。


それが難しいんだったら、せめてキスしたりハグしたり、もっとしたい。



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