亜実がお父さんの出張で引っ越して数年が経ち中学に上がった時。


今までは東小の奴らばっかでみんな小さい頃からの知り合いがほとんどだったから俺が太ってた事なんて誰1人気にしてなかった。


だけど中学校にあがって南小の奴らが混ざってから変わったんだ。


クラスで1番リーダー的存在だった奴に目をつけられた日から俺のいじめが始まった。


「デブ!気持ち悪いだよさっさと死んじゃえ」


とか罵られ。机に落書きされて教科書とか上靴がなくなるなんてしょっちゅうだった。


時にはバケツで全身に水をかけられたことももあった。


そんないじめは毎日起きて、だけど周りの奴らは見ても知らんふり。仲良かった奴も…。


挙句の果てには先生も見て見ぬ振りしやがった。