これで楽になれる

そうおもい手首を切った

記憶もだんだん遠退いて

だからか、外から自分の名前を呼ぶ声が聞こえた気がした

それと同時に自分の瞼も閉じた








目が覚めた……

あぁ、また死ねなかった

「神無空さん、目が覚めましたか?」