千尋side

今日は休日。
朝からバイトでみんなより早めに起きてバイトに行った。

みんなテスト終わったからってまたお酒飲みすぎたみたい。
声掛けても誰も反応してくれなかった。

そんなに飲んでると早死しちゃうよ?
やめてよね。みんな死んじゃったら寂しいじゃん。

うちカフェのバイトしてるんだ。
夜はBARもやってるところのね。

だからたまに夜のシフトもあるんだ。

今日は少し早めに終わったから少し街を歩こうと思う。
買い物も兼ねてね。


雑貨屋でピアスを見ていたらこの前ナンパから助けてくれた人たちにあった。


「お、お前この前の…」

「あの時はありがとうございました。」

あの時は本当に助かった。なんかお礼したいな。

「あの、この前のお礼がしたいんですが…」

「そんなのいいよ!当たり前のことをしたまでだし!」

いい人だ…

「お礼の代わりに少し聞きたいことがあるんだけど…」


────────────
水樹斗 side

この前ナンパから助けた子にあった。

その子は俺達が探している子に似ていたからまた会えて嬉しいかな。

似ているから少し聞きたいことがあるんからね。

「君の名前は?」

「千尋です」

ちひろ…

名前も同じか…顔も似てるし…
もしかしたらこの子じゃ…

「千尋ってピアスは耳たぶだけなの?」

「?そうですよ?他の所なんて痛いじゃないですか…」

そ、うだよな…

この子の耳は他に穴を開けているわけじゃないから本当だと思う。

アイブロウの穴もないし…

「じゃあ髪の毛は染めたことある?」

「ありますよ?」

「何色?!」

「茶色ですけど…」

「それ以外は?」

「ありません」

ないのか…
白に染めたことないんだったら違うのかな…

「あ、あと身長は?」

「身長?155ですけど」

あ、ちょっとむぅってなった。

155、あいつはもう少し高かったかな?
どうだったっけ。

「そっか、ありがとね」

そう言うと千尋は時計を見て慌てたように立ち去った。


「唯月~あの子特徴に当てはまらなかったよ?」

「そうか…」

当てはまらなかったけど少し怪しいよね。

雰囲気が似てるってゆうか…

まあ、月希が調べてくれてるから時期にわかるか。


────────
千尋side

この前の人たちから何個か質問を受けてたらもうお昼の時間だった。

休日は必ず隆弘のご飯が出るから急いで帰らなくちゃ!



でもあの人たち、やっぱりなんか懐かしい…