初めての大手ゼネコンの本社にお邪魔すると、さすがに大きなビルに入っており戦線された印象を受けたが、法務省の人間だと、受付で告げると担当者は、なかなか現れず思った以上に待ちぼうけをくらってしまった。




    やっと、担当者が現れると、それに自殺した社員の労働勤務時間など詳細に書かれていますので、どうぞお持ち帰りください。




    とだけ言って即効立ち去ろうとする。




    ちょっと待ってください。




     書類だけ提出したら渡したら良いなんてことじゃないんです。


   
     そうは言われましてもね、こっちも東京オリンピックの事業関連を多く抱えていまして忙しいんですよ。




    あれ?もしかして琴音?


     よくみると担当者は中学の時の同級生も中川拓海だった。