ケータイ小説 野いちご

幕末にタイムスリップさせられました!?参〜新選組と殺し屋の僕〜

伊東 甲子太郎
出逢い

さて、おさらいから話は戻りますが、今は元治元年初冬。

編成替えを行ったばかりの新選組で、新たな旋風が巻き起ころうとしていた。

さてと、早く準備をして今日も巡察に行くかな。

って、嫌でも行かないといけないんだよね。

ほら、行かないとあの鬼が怒って切腹になりかねないから。


「大神、もうそっちを向いてもいいか?」


「あっ、はい!大丈夫ですよ!」


僕がオッケーを出すと下田さんは僕の方を向いて、今日、巡察する町の順路を僕に教えてくれた。

下田さんって口調は原田さんに似てるけど、原田さんとは違って僕をイラつかせないんだよね。

童顔だからか藤堂さんと重なって、他の平隊士より話しやすいし。


「下田さん、いつもすみません。気を遣わせてしまって。」


「別にいいさ。もう慣れたしな。それよりほら、早く巡察に行くぞ。伍長の俺達が遅れたら他の隊士に面目立たないだろ。」


「はい!」


僕は元気よく返事をすると、下田さんと一緒に北門前に行った。



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