敦政の部屋へ歩みを進めながら、先程のことを思い出していた。





~~輝夜の部屋にて~~


「今日、夕餉をお運びした時に私が申し上げることが出来ない、と言ったことを覚えていらっしゃいますか?」



「えっと……敦政が嬉しそうな顔をしていたってことですか?」




「はい。そのことについて、やはりお話ししようかと思います。」