「本当はこんな形で戦いたく無かったのになぁ」

「それは避けて通れぬ道ですわよ」

「そーかな」

あれ?なかなか仕掛けてこないな。えりか、随分と余裕があるし。警戒した方がいいかも。

「行きますわよ・・・・・・Dark Tornado!」

おおっ、そう来たか!

「ふふ〜。Light invalidation!」

私は無効化魔法をだした。その途端、えりかの魔法により発生した黒色の竜巻は、私のことを魔法の光を浴びてすっと消えた。

「無効化魔法?!神級もだせますの?」

「もっちろん!出せなきゃ王女としてやってけないって!」

にこにこ笑う私にえりかは一瞬たじろいだ。