やめてよ...、離して...。

私が一生懸命抵抗しても、3人で抑え込まれたらとてもかなわない。
ここは、放課後の空き教室。
日直の仕事を終えて、帰ろうとした私は、待ち伏せをしていたクラスのいじめっ子達に囲まれて、強引に空き教室に連れてこられた。

「必死な顔しちゃって、まじうけるんですけど〜」
そう言って私の頭を小突いたのは、クラスのリーダー的存在の夏帆だった。

夏帆は、容姿端麗で運動神経抜群なので、いつも学校の注目を集めている。
クラスの皆に優しく、人望も厚い。
ただ1人...私にだけは冷たく容赦なくいじめてくるのだ。

私の手足を抑えて、動かなくさせてるのは、夏帆と仲がいい、真子と綾乃だった。

「涙目になってるよ、こいつ」
「ビビりすぎじゃね?」

3人でクスクス私のことを笑ってくる。

「どうしてやろうかな...。とりあえず、服脱いで貰おうか」
「え...」

意地悪そうに夏帆がそういってきて、私のワイシャツに手を伸ばしてきた。

「ちょっと、やめてよ!」

季節は10月。もうだいぶ涼しくなってきたが、私は恐怖でうっすらと汗が出る。

「へへへ、やっちゃえ」

そう言うと夏帆を筆頭に、3人で私の服を脱がせてくる。