「あのね朝陽 私を朝陽の家に連れてって」

「…え?俺の家?」

「正しく言えば朝陽の部屋かな」

「別にいいけど…蒼、なんでそんな泣きそうな顔してるの」


私、泣きそうな顔してるんだ。

最後は堪えないと。大丈夫。。大丈夫。


「…私の事は大丈夫だから。大事な話があるの」

「俺の部屋じゃないと駄目なのか?」


「うん…」

そう言うと 朝陽は優しい笑顔で

「分かったからそんな顔すんな」と

と朝陽の手が私の頭をそっと撫でてくれた気がした。



それから私達は朝陽の家に向かった。