ケータイ小説 野いちご

君が優しい嘘をつく日

君とのデート


「それで朝陽。いつ行くの?」

「え、今から行くよ?」

「…は…えっ!?」

朝陽は馬鹿なのかな。うん間違いなく馬鹿だ。


「ねぇ早く行かない?蒼と最後に楽しい思い出作りたいんだけど!」

「…楽しい "思い出" か」

「あ、蒼…ごめん、俺わがままばっかで…」

しゅんと大袈裟に落ち込む朝陽。


「 ううん私も朝陽と思い出作りたいから」


今までにないくらい素直に言えた気がする。

「それは嬉しいな。じゃあ行こっか」

「…しょうがないなぁ」


「蒼どこ行きたい?!」

「…いろんなところに行きたいな」


こうして 私達の 最後の思い出が 始まった

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