「おはよ〜」


「はよー」


「ねねねねねねね!!華!!!!!」



学校に着くや否や、いきなり私の席に向かって突進…(って言ったら怒るよね)してきた子がいた。



「もう、どうしたの、架純。顔怖い」



私はスクールバッグを机の横にある取っ手に掛けて、息を切らしている架純の方を見た。


架純の手にはスマホが。



「ちょっと、よく見て欲しいの!」



見てみるとーーー



「…っ!!相川…くん」



相川くんが知らない女の子と腕を組んでいる写真だった。





…え。

本当に私と別れた理由って…





「昨日、相川くんのあとを付けて行ったの!そしたらこんな事してるもんだから、もう!」



…架純も架純でストーカーみたいな行為を…