「んふふ~
よかったぁ花代が来てくれて~」


「気持ち悪い声出さないでよ。

あんまり、あんまりにも心愛がうるさいからついてきただけなんだからね!?」


「はいはい花代ちゃん優し~い♡」



わかってないなコイツ...。


まぁ凜空くんがどんな人か知りたかったし丁度いいや。


凜空くんが優しいことは、十分知ってんだけどさ、噂で。




「あ、花澤さん」


「凜空く~ん!」



ちょ、ちょっと心愛、あんた名字で呼ばれてんじゃん。心の距離感なんか違くない?大丈夫???



「ごめんね!待たせちゃったかな!?
大翔もごめんね」


「や、別に待ってない」


「うん、僕達も今来たところなんだ~


え、と.........花澤さん、今日の格好可愛い...ね」




ん?後半どうした凜空くん。顔真っ赤だけど。風邪かい?熱があるのかい?



なんて、からかうのもこのくらいにして...



可愛いかよ、凜空くん。


イケメンが赤くなってるのがこんなに胸にクると思ってなかった...。



なんだなんだ、心愛たち相思相愛じゃない。



杞憂だったね。なんの心配もいらなかったや。



さっきの可愛らしさで心は安らぐし、信頼もできるようだし。