また早くに目が覚めちまってすることもない

から屋上でのんびりしようとしたらあいつが

歌ってた。俺は気付かれないように静かにド

アを開けてドアに寄りかかるようにして最後

まで聴いていた

やっぱ俺こいつの歌声すきだなって改めて思

った

歌い終わったときにあいつは俺に気付いて目

を見開いていた

そりゃそうか、いつ来たんだって思ってるだ

ろうな笑

俺はあいつに思ってることを書いてある紙を

渡した

すると今にも涙が出そうだったから焦ったけ



返事を書いてくれて正直嬉しかった!!

俺はまた別の紙にこう書いた

「お前の夢って歌手とか何かか?」

「そうだよ!わたしの歌声で1人でも多くの人

に届けられるようにって思ってるの。」

「そうか、俺はお前の夢が叶うと思ってる。

言っていいのかわかんねぇけど例えお前の

耳が聴こえなかったとしてもお前の歌声を

聴いた人の心に響くと思ってる。いきなり

何言ってんだって思われるかもしんねぇけ

ど俺はお前に夢を諦めて欲しくないんだ」

ちょっと長くなったけど本音だから全部受け

取って欲しかった。

あいつの歌声は絶対に多くの人の心に響くん

だよ…!