「「「「「キャーーーーーーー」」」」」
いつも通りの朝の黄色い歓声。

「あ、彼氏様の登校ね。」
そぅ、私の隣で言っているのは、
幼なじみで、親友の 灰原 優希。

「はぁー。そうだね。」
そぅ、答えたのが、黄色い歓声を浴びてる
ヤツの恋人野沢 華。

私は、いつも嫌になる。
モテクールボーイは、とにかくモテる。
そして、恋人の私にだけと言っていい程冷たい。

「優希ー。
私さ、康太を妬かせたい。
なんで、私だけこぅなの………?」
そんな話しをするだけで
涙が出そうになる。
私、涙腺緩いのかな……?そんなことも
最近では、良く感じる。