いつもどおりに起きていつも通りに朝ごはんを食べて。
いつも通りに歯を磨いていつも通りに玄関の靴を履くところにある椅子に座る。
そこで桜を待つ。
だけど、座ろうとした時にあることを思い出した。
「あ、桜たち付き合ってるんだった」
カップルの間に割り込めるようなそんな度胸は持っていない。
そしてまず、私のところに迎えには来ないと思うから。
これからは一人で行かなきゃね。
優達も二人で行きたいでしょ。
そう思って出ようとすると、
ピンポーン
え??
いやいや、宅配かもしれない。
なんて、現実ではありえないことを考えてみる。