【彩芽】

金森彩芽17歳特別支援学校高等部に通っている3年生。4月下旬桜の木に緑が見える季節。私は自分で言うのも変なのかもしれないけど穏やかな性格です。髪はロングでいつもポニーテールにしています。私は何故この一般では無い学校に通っているのか軽く説明します。私は軽度の知的障害持っているから一般の高校に無理なのです。だから特別支援学校に入ったって事。能力は小学生程度しかないまぁ外見高校生中身小学生みたいな感じかな。私の学年のクラスは2クラスで人数は、それぞれ男女2人ずつ私のクラスは3-2。そして今は何をしているかというと同級生でもあり親友でもある渚千佳と重症の知的障害を持っている柊雪奈ちゃんと一緒にお昼休みで体育館に来ていてステージの上に座って皆の遊んでいる様子を見ている。千佳は私と同じロングでツインテールにしている。雪奈ちゃんは可愛いめのボブで2人とも性格は大人しめだ。
雪奈「あぁー‼」
千佳「雪ちゃん危ないよ‼‼」
今雪奈ちゃんがバスケをしている男子の方へダッシュしていったらしく千佳が叫んで追いかけていった。
彩芽「今日も賑やかだなぁ」
千佳と雪奈ちゃんは3-1組でクラスは一緒ではないが昨年は千佳で一昨年は雪奈ちゃんと一緒でした。あとはやんちゃな男子2人と一緒に過ごしました。だから2人とは一緒のクラスにはなれないのだ。
千佳「彩芽ごめん雪ちゃんが」
彩芽「ダッシュしてったのね」
雪奈ちゃんを連れて千佳がそう言いながら戻ってきた。
千佳「そうなの本当困っちゃう」
彩芽「そっか私のクラスも大変だよ」
実は私のクラスにも重症の知的障害の女の子がいる名前は堀井奏ちゃんっていって雪奈ちゃんとは正反対でとても明るくて言葉も少しだけど話せる。奏ちゃんは超ロングで横結びにしている。
千佳「来たみたいだよ奏ちゃん」
奏「わぁーだあぁ‼‼」
奏ちゃんは器用にジャンプをしながら倉庫室に遊び道具を取りに行く
彩芽「ちょっと行ってくるね」
私は奏ちゃんのところへ行く。
奏「ああえいやんだ‼‼」
またジャンプをしているそしてかすかだけど彩芽ちゃんと言っているのが分かる。
彩芽「奏ちゃんは何をしたいの?」
?「キャッチボールじゃない?」
えっ?後ろを振り向くとアニメ好きの桐生歩って男子がいた。
歩君は短めの黒髪で爽やかな少年だ。
彩芽「キャッチボール?」