「好きです!付き合ってください。」

その日、ありきたりな告白を聞いた。
その言葉は私の彼氏に向けられている。
真っ直ぐな純粋な気持ちを乗せて。

中庭の少し奥ばっているところ、秘密基地みたいな空間でそれは行われている。

たまたまの遭遇。動揺はあまりしなかった。
理由は単純で、彼がモテるからだ。
カッコいいのはそうだけど、人の良さとかがより際立っている。

私も虜になった。