その2日後、事件は起こった。 「七草さん、おはよう」 毎朝の日課のように私に話かけてくる三沢くん。 それに続いて、愛莉ちゃんも私のもとへやってくる。 「三沢くん、愛莉ちゃん、おはようございます!」 「あー、かわいすぎ」 「ええっ……」 ただ挨拶しただけなのにそんな返答をされると、恥ずかしいです……! 三沢くんはたまにこうやって甘い言葉を言ってくるから、戸惑ってしまう。