「ふーん、へえ……。仲直りしたんだ?」

「うんまあ、仲直り?みたいな……。その節は大変お騒がせしてすみませんでした」


へへへ、なんて自分でも気味悪い笑みがついこぼれる。目の前の舞はとってもウザそうに目線を細めてわたしをみている。

でも最近、私は専ら幸せ満帆なので顔がニヤニヤしてしまうのはゆるしてほしい。


「ふうん、まあ仲いいのはいいことだけどさ、ひとつ言っていい?」

「うんっ」

「……暑苦しいんですけど」

「あ?」


舞のホントうざったい、みたいな目線が私の横にうつる。

隣には私のお弁当をつまみ食いしている郁也の姿があるからだ。


「何か文句でもあんのかよ?」


おっと、ブラック郁也ーーー!!!!