ケータイ小説 野いちご

いつかまた何処かで。

プロローグ


「ねぇ、わたしの事好き?」

『あぁ、愛してる。誰よりもな。』


貴方はわたしの目を見ずに
小さな小さな声で答えた。


こんなに苦しい思いをするなら
貴方に出会わなければよかった。
貴方を好きにならなければ良かった。


どんなに想っても
貴方は手に入らない。


静かに流れる涙を
貴方は見て見ぬふりをして
浴室に入って行く。

手を伸ばしても
貴方の背中は遠いままだった。

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