ケータイ小説 野いちご

キミが私を嫌いなワケ

第1章 正反対なキミと先輩
♯2 先輩のためのツインテール

♯2



次の日。


よしっ、綺麗に結べてる。


耳のところでふたつに結んだ髪の毛。


鏡を見て、要チェック。



先輩、これ見たらなんて言ってくれるかな……?


妄想に浸っていると、時間が迫っていることに気づき、慌てて家を出た。







「ふぅー。何とか間に合った……」



少し走って、ギリギリセーフで教室に着いた。



コンパクトミラーを取り出し、髪が整っていることを確認した。


せっかく早起きして頑張ったのに、ぐちゃぐちゃになっていたら嫌だから。



うん、大丈夫そう。


私は満足して、ミラーをしまう。



……すると、何かに髪をくいっと引っ張られた感触があった。



…え?


見ると、横から手が伸びている。



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