ケータイ小説 野いちご

キミが私を嫌いなワケ

第1章 正反対なキミと先輩
♯4 相変わらずのキミだけど

♯4



次の日。



1時間目の授業が開始されても、私は昨日のことが頭か離れなかった。



私の隣に並ぶ、理央先輩の肩。


全然授業に集中できないけれど……。



あんな奇跡みたいなこと、二度と起こらないかもしれないから。


余韻に浸るくらい、いいよね?



……キーンコーンカーンコーン。


あ、終わった。


いつもの授業はとてつもなく長く感じるのに、理央先輩のことを考えていると時間の流れが速い。


……不思議だなぁ。



「……おい」



「ひゃっ!?」



だるそうに話しかけてきたのは、橘くん。


突然のことに驚いた私は、変な声を上げてしまった。


机に肘をついたまま、目線だけをこっちにくれている。



ええ、なんか怖いよ……。



「何……?」



恐る恐る聞いてみると、橘くんは仏頂面のまま呟いた。



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