ケータイ小説 野いちご

キミが私を嫌いなワケ

第2章 加速していく恋の歯車
♯3 ふたりきりのキケンな雨宿り

♯3



あれから、橘くんとはいつも通りの関係が続いていた。



でも、橘くんのからかいは少しだけ和らいだような?


前よりはマシになったと思う、たぶん。



んん~、今日も疲れたなぁ。


1日の授業を終えた私は、疲労を感じていた。


上履きからローファーに履き替え、歩き出す。



6月は、どんよりした曇り空が広がっている。


灰色の分厚い雲に覆われている空。



私は上を見上げてため息を吐いた。



傘……持っていない。


帰るまで、雨降りませんように……!



地面を蹴る足のスピードを速めた。



……理央先輩は、傘持ってるのかな?


ふと、理央先輩の姿が浮かぶ。



先輩と、もっと話したいな。


今日も朝早くから結んだツインテール。


湿気を帯びてぺたんこになってしまっている。



< 101/ 328 >