あー。
最近学校つまんなーい。
誰か楽しくしてよー。


｢メチャかっこいい！｣
｢だよねー。｣
｢付き合ってみたいなー。｣



女子はそんなのばっかり。




｢おーい。朱里ー？
なにそんなに、つまらなくしてんのよ。｣


今、私の前に座ってきたやつは
小沢 咲(ｵｻﾞﾜ ｻｷ)。
私達は、いわゆる、保育園からの、腐れ縁的なやつで、毎回クラスが同じなわけ。



｢だって、いいことないんだモーン。
っていうか、頭痛くなってきた。｣



｢またー？あんたさ、最近疲れすぎてない？
保健室行ってきなよ。｣


｢嫌だよー。保健室の匂い嫌いだし。｣


｢それだけだったら、行ってきなさいよー。｣