ケータイ小説 野いちご

幕末にタイムスリップさせられました!?弐〜新選組と殺し屋の僕〜

感情
記憶

その場から逃げ去るように屯所へ戻った僕は、そのまま井戸に直行した。



早く、早く顔を洗わなきゃ。



こんな顔、誰にも見せられない。



僕は井戸に着くとすぐに水を汲み上げ、顔を洗った。



バシャバシャという水音が耳に入っては消えていく。



この音と一緒に、早く空のことも忘れろ。



京極 佐助は空じゃない。



京極 佐助は京極 佐助でしかない。



今度会った時は必ず殺す。



必ず、必ず––––––––––––!!



僕は一通り顔を洗い終わると、着物の袖で顔を拭いて道場に行った。



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