よかった。

家変わってなかった。

ピンポンしようと思ったのに、前にある公園で一人たたずむ蒼汰を見つけた。

「蒼汰...?
全部思い出した。傷付けてごめん。
今度は、私が迎えに来たよ蒼汰。」

「え??」

「私と付き合って蒼汰」

泣き腫らしていたのか目が真っ赤だ。

知ってるよ、本当はただのカッコつけたがり屋だって。