君はある日、突然僕の目の前から消えた──


2007年4/*

# 1 君との出会い


僕と君が出会ったのは、
クラス替え、
全てはこの日だった。

今思えばクラス替えで
もしも同じクラスじゃなかったら
僕らの運命の歯車は
変わっていたのかもしれない。


隣の席に座った君。
いい匂いだ。ふわっとシャンプーの香りが漂う、

〇〇)よろしくね!ニコッ
俺)あ、うん、。
2人)……
あのっ!
俺)あ、、。
〇〇)ごめん…

君は恥ずかしそうにそっぽを向いた。

その時から僕は君に恋をしていたのかもしれない。

でも、当時の僕は
まだガキンチョでずっと友達だと思っていた。



俺)あのさ、名前、なんて言うの?
〇〇)茜…
俺)は、…
茜)涼介くんっ、だよね?
俺)そう…だけど…
茜)あ、ごめんなさい!
いきなり言われても気持ち悪いよね、
俺)ううん、でもなんで知ってるの?
茜)私、アイドルが好きで。
涼介くん、jr.でしょ?
俺)よく知ってるね!
うん、そうだよ!
でも、なかなかデビュー出来なくてさ…笑

それから、俺は茜と度々放課後、
近くの河原で話し合った。