「無理…もう限界…」


如月先輩との約束を守ること3日。
先輩に会えたのは、あの1日だけで、やっぱり奇跡だったんだと実感する。


「あんたにしてはよく頑張ってるじゃん」


私の目の前でアイスティーを飲んでるみっちゃんがそう言って私を褒めてくれた。


「うぅ…辛いよみっちゃん」


ファミレスのテーブルに顔を突っ伏しながらそう言う私に「そうかそうか」なんてテキトーな相槌を打って、パンケーキを食べるのを再開するみっちゃん。


「みっちゃんは今の学校にいないのー?いい人とか」


なんとなく聞いて見たけど、みっちゃんの恋話を聞くのは初めてで途端にドキドキした。

みっちゃんは人を好きになったことあるのかな。いっつも私の話ばかりだったから。