ケータイ小説 野いちご

【完】溺れるほど、愛しくて。

そばにいたい





《慶said》



「んんっ…」



俺の腕の中でスヤスヤと寝息を立てながら眠る女。
名前は…葛城萩花。


自分では言ってねぇけど葛城財閥の娘だと思う。
金持ちが通う学校の制服を着てたしな。


俺とは住む世界が違う。


“Black City”


それは不良たちが集まる街。
落ちこぼれや何か闇を抱えたやつが大概。


まあ、一般家庭の人たちもいるけど。


“Black City”に住んでる奴らは学校に行ってねぇか街を出てすぐ近くにある不良高校に通っている。


俺も一応通っている。
ギリギリ卒業できるくらいの出席日数。


女遊びは激しいほうだと自分でも思う。
来る者拒まず、去るもの追わず…って言葉がピッタリだ。


ついさっき別れたやつもワンワン泣いてたな。
別にコイツが家に来たから別れたんじゃねえ。


もうそろそろ別れようと考えていた。


だって、前の女は束縛してくるし正直ウザイと思ってたし。


基本一人で行動している。
この街で俺は孤独だ…昔は仲間だっていた。




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